一連の検査を実施

2018.10.10

 集中治療室にはベッドが何台も横に並んでいて、治療に急を要する人たちが治療を受けていました。その様子は戦争映画でよく見る野戦病院みたいです。

 「こんなところで」と一瞬思いましたが、この病院は救急指定を受けている病院で、搬送されてきた患者さんはここで当面の治療を受け、そこから該当する病棟に移るとのことでした。

 というわけで、母親は一番奥のベッドに横たわり点滴。その姿を見ていると、なんだか急に重病になったような印象です。

 隣には高齢の男性がいましたが、この方は認知症の問題があったようで、夜になって叫び始めたと母親が言っていました。

 しばらくすると担当医と称する人が表れて、「動脈血の酸素濃度と二酸化炭素濃度を測定します」とのことでした。

 指に挟む測定器では、静脈内の酸素濃度が分かるのですが、どうやら動脈血内の二酸化炭素濃度が問題だということです。

 というわけで、動脈血からの採血になるわけですが、採血の場所が鼠径部ということで、これには予定外の事だったので母親も困惑。

 しかしどうしてもやる必要があると説得され、しばし私は席を外し別の場所で待機。しばらくすると「終わりました」とのことで母親のもとに出向くと、「顔から火が出るほど恥ずかしい思いをした」と言っていました。

  その後は結果が出るまで点滴を受けながら、私はベッドの近くで待機となりました。30分ほどして、主治医と称する人から呼び出しを受け、母親はそのままの状態で私が主治医となった医師から説明を受けました。

 初老の穏やかな風貌の医師で説明は丁寧で信頼できそうな雰囲気を感じました。医師の第一印象は大事ですね。

 先ず血液検査結果ですが、基本的な数値には特に異常なし。ちょっと問題があるなと思えたのがCRPの数値。これは体内で起きている炎症を表す敏感な数値で、通常はほとんどゼロのはずですが、この時は10ぐらい。

 それに伴って白血球数も増えているようで、「体内のどこかで炎症が起きている」という診断結果です。しかしどこで起きているのかは不明。
 
 レントゲン検査の結果でも良く分からなかったらしいのですが、動脈血内の二酸化炭素数値が正常値よりも高いようで、どうやら肺の中の肺胞でのガス交換がうまくいっていないという診断です。

 つまり肺胞の機能が衰えている、ということが分かったので、このことからCOPD(慢性閉そく性肺疾患)という病気であるとの診断です。

 というわけで酸素療法が必要だということになりましたが、症状は軽いので供給される酸素濃度は最低の数値(0.5L)で良いとのことでした。

 一方CRPが高いということは炎症を表しているので、肺のどこかで炎症が起きている可能性があり、そのことによって通常より息苦しさを強く感じるようになったようだとのことでした。

 実際母親は、一緒に生活していたい妹によれば、ここのところ軽い咳が続いていたとのことで、なおかつその後鼻からチューブで酸素を吸うようになったら呼吸が楽になったと言っていました。



母親のCOPDの原因


検査、入院


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